パタゴニア 氷河×風×地球の未来
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南米大陸の南緯40度より南の地域をパタゴニアという。パタゴニアには南半球では南極に次いで多くの氷河が存在している。ロス・グラシアレス国立公園には青く輝く氷河が悠久の時の流れを刻んでいる。地球温暖化の影響がこのパタゴニアの氷河にも忍び寄る。ここにあるウプサラ氷河は毎年1kmと世界的にも急速に後退しているのだ。その現実に立ち向かう氷河研究者たち北海道大学低温科学研究所杉山研究室の調査に番組は密着した。
またパタゴニアは、世界最大のアンデス山脈から吹き下ろす世界有数の強風地帯で「嵐の大地」と 呼ばれている。パタゴニアの大自然の中に、未来の地球を救うかもしれないヒントが隠されていた。ありあまる風を利用し、風力発電で水からCO2を出さないエネルギーの水素を作り出し、その水素を日本へ運ぶという構想がある。水の惑星地球にいつまでもつきることのない水素 その原子番号は1番 その水素エネルギーが地球温暖化を防ぐひとつのキーワードになるかもしれない。絶景の氷河と風から地球の未来を見つめる。